ある日、弊サークルゲームデザイナーのはむおが言いました。
ゾンビの肉が落ちるとスケルトンになるんだよ
そんなトンデモ設定がゲームになったぞ!
ところで毎回このブログの口調が変わっている気がするんですけど、気分なので気にしないでください。
ということで、今回も鳴海製作所娯楽部のゲームデザインしないほう、なるみがお送りします。
はじまり
冒頭のセリフを覚えていたなるみが、その設定をゲームにするとどうなるんだろう?と考えました。
Q. ゾンビの肉が落ちるシチュエーションは?
A. 美食家に食べられてしまうため。または美食家から逃げる時に身体を大きく動かし、肉が落ちてしまうことがある。
この段階で何一つ意味が分かりませんが、とりあえず「美食家に肉を狙われているゾンビがいる世界がある」ということになりました。
その話をはむおにしたところ、
ゾンビの肉は熟成肉
タイトルは傲慢と偏見とゾンビとスケルトンしかない
このタイトルを考えた僕は天才だ
となんだか乗り気になっていました。
デザイナーが乗り気になる=ゲームが出来上がるです。最高ですね。
そして当時のメモがこれです。
ゲームについて
このゲームはカードを出す際に、自分の前の人が出したカードを参照します。
例えば自分の前の人がこのカードを出した場合、
自分は、次のゾンビと書かれた部分のカードを出す必要があります。
自分ができるアクションには2種類あり、書かれている行動と同じカード(この場合は反撃)を出す場合は「ジャストアクション」となり、山札からカード(追加肉)を1枚引くことができます。また、手札に反撃がない場合も、なんでもいいので2枚出すことで、手番を終わらせることができます。
このアクションに関して、2-3度変化しました。
初回データでは、ジャストアクションにあたる部分が、行動+肉の種類を指定されていました。
アクションは全部で3種類あり、
- 行動+肉が同じ=1枚のカードを出す
- 肉が同じ+肉が同じ=2枚のカードを出す
- どのカードでもいい*3=3枚のカードを出す
といった形になっていて、手札によってはイライラして終わるようなゲームでした。
珍しく3-4回外部の人(=はむおのお友達)とテストプレイをし、調整していった結果、今の形に落ち着きました。
途中で「これはゲームとしてまったく面白くないのでは」と思っていたので、爽快感もある良い感じに仕上がってホッとしています。
イラスト
一番初めに書いたラフはこちらになります。
もともとこれがパッケージの予定でしたが、何故か分かりませんが今のパッケージに途中で変わりました。意味合いは一緒です。
ゾンビなんて描いたことがないので、色々描いてみました。
初めはすべてのカードを絵柄を変えていこうと思ったのですが、3枚目に描いたカートゥーン系のイラストが気に入ったので、カートゥーン系で絵柄を揃えました。
供養を兼ねてUPします。
・反撃_old
・反撃_new
・隠れる_old
・隠れる_new
まとめ
そんなこんなで出来上がった「傲慢と偏見とゾンビとスケルトン」、2019/11/23-24のゲームマーケット2019秋にて発売します。
興味がありましたら是非遊びにいらしてくださいな。
ショップ委託もたぶんゲムマ前あたりに始まるはずです。まだ申請もしていないですが……。
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