気になるんだけど話があまりネットに出ない原価と数量の話とか、イベント前準備の話をします。
超長文だけどあまり参考にならなさそうな感じになりました。悲しいです。
この記事は、なるみが書いています。
お金の話
初めに予算を15万円に決めました。
2人で作ってるので75000円ずつ初期投資して、その金額でゲムマ参加費など全て賄うようにしました。
実際にかかった費用を完全折半するより、予算内で何かを作る方が楽です。
15万で作れる量、かつ、完売しなそうな量、という観点から、100セット作ることにしました。
この100個は多い数字みたいで、あまり参考にしない方が良いかもしれません。
他の人が初めてボドゲ作るときにどれだけ作ったのか気になる。教えてほしい…
蓋つきの箱がかっこよかったですが、予算オーバーするのでキャラメル箱にしました。小さくてかわいいですね。
原価率は60%前後になる計算で売価を設定しました。
が、原価計算を早割りの金額で計算してしまったため、再販の計算をしたときに原価率が上がってしまい後悔しました。
原価率を出すときは通常入稿した際の価格で算出しないといけないなと学ぶ。
再販貧乏という言葉がありますが、自分で実感するのは初めてでした。つらい。
ゲームの印刷は萬印堂さんにお願いしています。
2017/5/19追記
萬印堂さんが5/31まで再販10%OFFキャンペーンしていて神かと思いました。
取説の話
ゲーム自体が早く出来上がったため*1、取説を精査する時間が出来て、修正版を出せました。
特に、「かろうし」が「過労死」になっているのがとても嫌で、どうしても修正したいと駄々をこねました(なるみが)
「かろうし」は「かろうし」という概念であり、「過労死」とは違うのです。
手順も少しわかりにくかったので、それの修正もしています。
修正後取説の印刷はグラフィックさんにお願いしました。
ゲムマでチラシとして配っていたものが修正前の取説です。
持ってる方は比べてみるとどう変わったか分かるかも。
修正後の方が分かりやすくなってると思います。たぶん。
この修正前の取説をチラシとして配布したというのが良かったらしく、インストはほとんどせずに、取説を読んで買ってくれる方が多かったです。
ゲーム自体かんたんだしね。
とても楽ちんだったので、次回は取説チラシを作って配ります。
告知の話
告知はTwitterとゲムマサイトだけでした。
ゲムマサイトのゲーム内容説明は、取説のURLをそのまま張ったりするのではなく、テキストで記載していきました。
私自身がリンク踏んでいちいち見に行くの面倒だと思っている人なので、そのページだけで完結するようにしています。
同人用のサイトでWordPressを使っているので、特に苦も無く作れました。
※ゲムマのページはWordPressで編集するのです。
Twitterは専用のアカウントを作って、フォローされたら仕返すくらいのゆるふわ運用をしています。常に受け身。
告知はけっこう早かったです(5/14売りのゲームの告知を2/12にTwitterに上げてる)
速さの影響は無いかも知れないですが。
Twitterでは、全てのカード紹介をたまにUPしていました。
RTも1とか2とかなので、たいして告知効果は無いと思います。
カード絵頑張ったから紹介したかっただけだし(強がり)
チラシ置き場があることを認識していなかったので、新作ゲームのチラシは作っていません。
唯一、「次回作の告知をゲムマ当日したら面白くね?」ってことで、次に出すゲームのチラシを作ったくらいです。
これも足りるだろって思いながら100枚コピーで作ったのですが、足りなくなって途中で追加コピーしに行きました。追加は50枚です。
A4サイズで、タイトルのスペルが修正されているのが追加分。
B5サイズで、タイトルのスペルが間違っているのが2日前にコピーしたやつ。
Twitterに画像UPしたあとにスペルミス発覚したのですが、まぁいいかとそのまま配布しました。
良かねぇよって感じですよね。すみません。はんせいしてます。
この追加分の次回作告知チラシを30枚くらいチラシ置き場に置きました。
何枚無くなったかはちょっと分からないです…
事前予約の話
ゲムマは事前予約という制度でみんなやってると聞いたので、同じようなことをしてみました。
フォームからの受け付けはゲムマ2日前に終わらせましたが、Twitterで「欲しいんだけど」と言われた場合は前日夜でも予約を受け付けました。
最終的に、こんな感じです。
通販 | イベント受取 |
---|---|
4 | 24 |
多いか少ないかは分からないです。
ゲムマに行けなくなったと、事前にキャンセル連絡してくださった方が2名いらっしゃいました。事前に連絡してもらえるの助かりました。
事前予約への返信文面はこんな感じです。何かの参考になれば。
件名:ゲームマーケット2017春新作予約の件
○○ 様
鳴海製作所娯楽部 なるみと申します。
このたびはご予約のお申し込みをありがとうございました。
以下のご予約をお受けいたしました。————————————-
ゲーム「俺の会社が労働裁判で潰れるわけがない!!」¥1,800-
————————————-ゲームマーケット当日は、14時までにお取引をお願いいたします。
当日は売り子に、ご予約時にいただきましたお名前をお伝えください。14時を過ぎますとキャンセル扱いとさせていただきます。
当日ご都合が悪くなり来られない場合は、Twitterやこちらのメールにて
ご連絡いただけると助かります。当日、お会いできることを楽しみにしております。
鳴海製作所娯楽部
Twitter : @nrmGOraku代表:なるみ
部長:はむお
展示ディスプレイの話
写真を見ると分かるとおり、ディスプレイなどにお金はかけてないです。
一度でいいから、ピラミッド型に並べてみたかったので、やりました。楽しかった。
敷布は同人誌即売会で使ってるものをそのまま使ってます(「あの布」って奴で、めちゃめちゃ便利です)
お品書きだけは作りました。スペース名とスペース番号の記載をするのは、同人誌即売会でいつもやっているので同じようにしています。
お品書きにはそんなにまじめに作っていません*2(見ればわかる)
値札はお品書き見ればいいかな?と思って作っていません。
カラーコードめがね拭きに値札が付いているのは、過去にコミケで頒布してたからです。ついでなのでそのまま持ち込みました。
当日の売り方の話
開始5分で4個売れて、その後もみなさんゲーム内容確認もせずに買っていってくれて、開始50分で50個強売れました。
(この時点で100個作って本当に良かったって感じた)
「ゲムマサイトのゲーム告知見て面白そうだと思ってきました」
という方が多かったので、ゲムマサイトでの告知だけでもいいんだなと。
ちなみに、ゲムマ前日に確認したビュー数は2.5Kでした。
(サークルは各ページのビュー数が見れる。1000超えると100単位でしか確認できなくなるみたい)
興味深そうに見ている人に「良かったらチラシ持って行ってください」と声をかけるくらいで、呼び込みのようなものはあまりしませんでした。
チラシは自分たちが手に持って配るのではなく、机に置いてあるものをお客さんに勝手に持って行ってもらうスタイルです。
やる気あるのかな???って思いますよね。わかる。
「どうやって遊ぶのですか?」
と聞かれたときに、かんたんにやり方を説明しました。
正確に数えていませんが、10人くらいに説明して、9人は購入してくれました。
結果
品名 | 数量 |
---|---|
ゲーム「俺の会社が労働裁判で潰れるわけがない!!」 | 100 |
アクリルキーホルダー「はたらくさん」 | 2 |
アクリルキーホルダー「もうはたらけないはたらくさん」 | 7 |
アクリルキーホルダー「はたらくさん」 | 3 |
完売は14:25くらい。
半分出たあたりから販売スピードが緩やかになってきました。
事前チェックせずに会場を回っていて目を留めてくれた方が買ってくれた、みたいな感じだと思います。
考察と感想
今回は、タイトルのキャッチーさが販売数につながったと思っています。
ゲーム自体もルールがシンプルで分かりやすく、「何をするゲームなのか」がストレートに伝わりやすいところが良かったかなと。
タイトルのキャッチーさ → (興味持つ) → 何をするゲームなのかを1分ぐらいで伝えられる → 「へー、おもろそうやん」
こんな感じ。
ゲームを作るうえで考慮した事柄は別エントリーで書こうと思います。
売り上げは再販費用に消えます。
次回新作用に追加投資の必要があるかもしれない。かなしい。
数作ってもたいして安くならないので、ここが同人誌と違って厳しいところですね。
ショップ委託はお問い合わせ中です。委託してもらえるといいなぁ……。
——————
はい、とっても長かったですがお付き合いありがとうございます。
何の参考にもならなさそうな内容で申し訳ないです。
このエントリーから得られるのは、「あの布」は便利ってことくらいです。
何か質問があれば、答えられる質問には答えるのでお気軽にどうぞ。
長文だいすき★なるみでした。
2017/5/23修正
赤文字が読みにくかったので黒に戻しました。
*1:2/13に入稿完了
コメント